
11ヵ国18地域を訪問、世界のリアルを
知り、人生の選択肢を増やすため行動
入念な準備の元、友達とヨーロッパ2週間周遊を計画、現地での
偶然の出会いと多様な価値観に触れる機会を満喫、自信を得る。
同志社大学 法学部 政治学科
松尾 咲枝
11ヵ国18地域を訪問、世界のリアルを
知り、人生の選択肢を増やすため行動
入念な準備の元、友達とヨーロッパ2週間周遊を計画、現地での
偶然の出会いと多様な価値観に触れる機会を満喫、自信を得る。
同志社大学 法学部 政治学科
松尾 咲枝
氏名
松尾 咲枝(まつお さえ)
学校名
同志社大学
学部/学科
法学部 政治学科
学年
3年生
卒業年
2022卒
志望業種・業界
IT・ソフトウェア・情報処理
メーカー
商社(専門・総合)
広告・通信・マスコミ
志望職種
事務系
営業系
専門系
出身
兵庫県
希望勤務地
海外、どこでもOK!
学生団体
リーダー型
知識収集型
クリエイティブ型
ボランティア型
高校時代アメリカに留学、自らの行動で親友と呼べる存在を見つける
高校時代に最も注力したことは、高校3年8月から10ヵ月間アメリカ留学した際の対人関係です。出発前に私が決めた目標は『親友と呼べる友達をつくること』でした。日本では友達づくりに苦労したことがなかったため、最初はすぐに達成できる目標だと考えていました。しかし、現地ではアジア人は珍しくなく、自分から話さなければ留学生とも気づいてもらえません。そこで私が取り組んだのは、朝や昼休み、部活中など、自ら声をかけ続けることでした。最初は英語が話せないため、無視されることもあり、1人で行動するほうが楽だと思ったこともあります。
しかし、目標を達成に向け動き続ければ、きっとその先に楽しい日常があると信じ行動し続けたことで、帰国から5年経った今も連絡を取り合う親友ができました。親友とは、昨年アメリカに行った際に再会を果たしています。この経験から、目標を立て、達成に向かって行動し続ける根気強さを得ることができました。
また、私が幼い頃から家族でヒッポファミリークラブ言語交流研究所に所属していたため、留学生の受け入れも日常茶飯事でした。小学5年生のときには、研究所の活動の一環として、2週間ロシアでホームステイを経験しています。
大学入学後、11ヵ国18地域を訪問
私が現在頑張っていることは、世界の現状を自分の目で見ることです。アルバイトに励みお金を貯め、大学入学後の約3年間で、11ヵ国18地域を訪れました。特にアメリカでは、日本人が一般的にイメージする姿と、実際に現地を訪れた上で知るリアルな姿に大きなギャップを感じました。
グローバル化やネットの進歩により、私たちが得ることができる情報量は増えています。しかし、世界的に見れば、得ている情報はほんの一部であり、そのわずかな知識も、もしかしたら間違っている可能性があります。私がさまざまな国や地域に足を運ぶ理由は、世界の“リアル”を知ることで、今、やるべきことを理解し、自分の人生の選択肢を増やすことができると考えたためです。ただ観光に行くのではなく、現地の人との関わりを常に大切にし、目には見えない文化や価値観に触れることを大切にしています。
2週間ヨーロッパを周遊、入念な準備の元、偶然の出会いを楽しむ
旅の中で特に印象に残っているのは、バックパック1つでの2週間のヨーロッパ周遊計画です。女友達と2人、旅行会社を通さず全ての手配を自分たちで行いました。必須条件は、予算内に納めること、最低限の安全を確保することの2点です。
土地勘がないため、3ヶ月かけて念入りにリサーチを行ないました。現地ではストライキや列車の故障など、突然のトラブルに見舞われることがありましたが、入念な準備があったおかげで、3週間後無事に2人で帰国することができ、完璧な旅だったと感じています。
旅先では、異なる価値観を持つ人との偶然の出会いもありました。ルクセンブルクで宿泊したホテルのチェックイン時に1杯無料券がついてきたため、併設のバーに行ったところ、ルクセンブルクで働くフランス人の男性と話す機会がありました。隣国と接しているヨーロッパでは、国によって異なる税金や物価の違いから、通勤で隣国と行き来する人が非常に多いそうです。通勤で国境を超える働き方は、日本では考えられません。国が違えば、働き方も大きく異なることにも魅力を感じました。偶然が重なり出会えた方々との会話の中には、驚きと学びがたくさんあり、人と関わることの楽しさ、重要さを改めて感じています。
自ら興味を持ったものに対して、全力でやり切ることは、自分の自信になり、未来への希望につながります。また、同時に価値観の拡大と理解の大切さについても学びました。特に中国に訪問した際には、日本と中国の関係も踏まえつつ、互いの理解の必要性を感じました。
日本を世界に誇れる国に
私は、将来日本をさらに世界に誇れる国にしたいです。これまでいくつもの国を訪れた中で、日本人が思っているほど、世界では日本が知られていないことに気づきました。しかし、日本の歴史や文化は、唯一無二のものであり、もっと世界に誇って良いものだと思います。
しかし、日本を世界に発信するためには、日本人も世界を知ることが必要です。私は、世界の状況を体験した上で、正しい情報を日本に発信したり、海外で日本人の代表として活躍したりしたいです。そして、日本に還元できる人になりたいです。
[インタビュー日:2020年7月]