
「笑顔が日常の社会」を実現するため
さまざまなイベント企画に力を入れる
独自のイベント企画で盛り上げた高校の文化祭。その成功体験
を活かし、社会のあらゆる分野で笑顔を日常の風景にしたい。
京都橘大学 現代ビジネス学部 経営学科
原 誠也
「笑顔が日常の社会」を実現するため
さまざまなイベント企画に力を入れる
独自のイベント企画で盛り上げた高校の文化祭。その成功体験
を活かし、社会のあらゆる分野で笑顔を日常の風景にしたい。
京都橘大学 現代ビジネス学部 経営学科
原 誠也
氏名
原 誠也(はら せいや)
学校名
京都橘大学
学部/学科
現代ビジネス学部 経営学科
学年
3年生
卒業年
2023卒
志望業種・業界
サービス・インフラ
志望職種
事務系
営業系
出身
京都府
希望勤務地
関西
学生団体
NPO団体SIGMA
リーダー型
知識収集型
クリエイティブ型
ボランティア型
独自イベントで文化祭を盛り上げる
高校時代、自分たちの学校で「文化祭があまり盛り上がっていない」ことが気がかりでした。なんとかしたいと考えて、たどり着いたのが独自のイベント企画です。とはいえ、イベントの実現にはいくつかの課題がありました。
一つ目の課題は、私自身の立ち位置です。当時は生徒会に所属していたのですが、生徒会としてできる活動には限りがあります。そこで3年生になってから生徒会を辞め、仲間を集めてイベントを実施することにしました。
二つ目は人集めです。イベント参加者は比較的スムーズに集まったのですが、「観客」を集めるのには苦労しました。ちなみにイベントの内容は、参加者が各自の特技を発信するというものです。そこで、ここにくれば多種多様なものが見られることをアピールし、SNSやホームページなどさまざまな媒体を使って発信しました。結果としてほとんどの在校生を集めることに成功し、イベントを盛り上げることができたと感じています。
成功体験をベースに活動の場を広げる
高校のイベントに成功した私たちが、次に考えたのは「このイベントを社会に広げる」ということでした。すでに「社会を面白くする」というコンセプトの学生団体を設立し、「笑顔が日常の社会を創る」ことをミッションに活動を開始しています。
現在私たちが力を入れているのは、「日常」×「娯楽」×「仕事」それぞれの観点から「笑顔」を創る活動です。たとえば、清掃活動などで地域の人々と交流することで「日常」を楽しくしようとして来ました。参加者も運営者も楽しめるイベントを通して「娯楽」を、経営者と学生がマッチング出来る場所作りで「仕事」を楽しむ仕掛けもしています。
このような活動を通して「私が皆が笑顔で暮らせる、楽しい社会を作る」ことに役立つことが私の願いです。もちろん、活動は常にスムーズだったわけではありません。私は代表として学生団体や企業との交流や講演などを行ったのですが、当初は高校生だらけの団体だったため苦労が絶えませんでした。特に苦労したのは「繋がり」、つまり企業や団体とのコネクションづくりです。昼間は学校があって飛び入り営業が困難でしたから、SNSやホームページなどを充実させてそれを活用するようにしました。結果として活動開始から3か月で拠点確保やスポンサー獲得に成功し、現在は商店街や団体とのコラボイベントを行うこともできています。
社会人と接する中でスキルを磨く
さまざまな団体との交流は、私自身のスキル向上にも大いに役立っています。私はもともとコミュニケーションが苦手で、プレゼンスキルもほとんどありませんでした。しかし忙しい経営者の方々と話すうちに要点を押さえて話すことができるようになりました。またときには企画書の作り方についてアドバイスをいただくこともでき、「伝える能力」が向上したと感じています。これからは身に付けた能力を最大限に生かし、私と同じように若者が社会人から学べる「マッチング」の場をオンライン/オフラインで作る予定です。
経営者として社会に貢献したい
社会に出てからも、今までと変わることなく「笑顔が日常の社会を創る」ことを目標にしていくつもりです。そしてその手段として「経営者」になることを目指しています。
経営者といっても、目指すのは極端な営利企業でも、補助金に依存しすぎるNPOのような組織でもありません。社会貢献を通して人々の信用を集め、自分たちでお金を回せる持続可能な組織として社会を面白くする活動をしていきたいと思っています。
もちろん、今はまだまだ経験不足です。理想を実現するにはいろいろな人と関わり、どういう経営をすれば自分の理想に近づけるのかを学ばなくてはなりません。そのためにも大学卒業後は、まずはBtoBやBtoGを中心とする企業に就職する予定です。
[インタビュー日:2020年5月]