
ボランティアサークルのチーフ就任、
周囲を巻き込み良好な関係構築に成功
リーダーとして組織全体に目を配り他者の意見取り入れを意識、
さまざまな意見を集約し、利用者の要望に応える仕組みを作成。
東北福祉大学 総合マネジメント学部 産業福祉マネジメント学科
早坂 龍
ボランティアサークルのチーフ就任、
周囲を巻き込み良好な関係構築に成功
リーダーとして組織全体に目を配り他者の意見取り入れを意識、
さまざまな意見を集約し、利用者の要望に応える仕組みを作成。
東北福祉大学 総合マネジメント学部 産業福祉マネジメント学科
早坂 龍
氏名
早坂 龍(はやさか りゅう)
学校名
東北福祉大学
学部/学科
総合マネジメント学部 産業福祉マネジメント学科
学年
4年生
卒業年
2022卒
志望業種・業界
サービス・インフラ
メーカー
商社(専門・総合)
銀行・証券・保険・金融
志望職種
事務系
営業系
専門系
技術系
販売系
出身
東京都
希望勤務地
東北
学生団体
松島カウンセラーズ
リーダー型
知識収集型
クリエイティブ型
ボランティア型
約10年間野球に取り組み、結束力と正しい努力の意味を実感
私は小学3年生から高校3年生まで、約10年間、野球に取り組んできました。野球を通して得た力は、一致団結する結束力です。
なかでも記憶に残っているのは、高校2年時の夏の大会です。先輩の引退をかけた試合では、追い込まれながらも一打逆転の最後のチャンスで私に打順が回ってきました。しかし、結果を残すことはできずに試合は終了し、自分も含め皆が悔しい思いをしました。
翌日以降、一からチームづくりを始めるにあたり、まず私たちが取り組んだのは練習方法の見直しです。基本をおろそかにしていたことに気づき、基礎トレーニングや声かけを意識することから始めました。ムードメーカー兼アイデアマンといった私の立ち位置は、練習メニューを考える上でも役に立ったと感じています。
そして基礎を身につけた上で応用メニューに取り組んだ私たちは、個人、チームともに良い成績を残すことができました。そして一年後には、昨年負けた因縁のチームと対戦し、勝利を収めました。一人ひとりがアイデアを出し合い、練習に取り組むことの大切さと皆で思いをひとつにし、正しい努力をすることで結果がついてくることを実感できた経験です。
ボランティアサークルにてチーフに就任、関係重視型リーダーとして活躍
大学入学後は、『松島自然の家』にて、ボランティアサークル「松島カウンセラーズ」の活動に取り組んでいます。私の役職は、リーダー的なポジションであるチーフです。この経験は、私にとって大きな財産になりました。
当初から人を束ねることに対する自信があったものの、まず直面した問題は、ミーティングや活動に対するメンバーの出席率の悪さです。チームとして成り立っていない状態から、チームを作り上げることに苦労しました。
課題解決に向けてまず取り組んだのは、個々のメンバーと丁寧にコンタクトをとることです。すぐに成果が出たわけではありませんが、根気よく声かけをすることで、少しずつメンバーの出席率を改善することができました。
中でも、特に出席率が低かったメンバーに対しては、来てくれたときに声をかけたり、仕事を教えながら他のメンバーも含めて楽しく会話ができる雰囲気をつくったりしました。その結果、休まず参加してくれるようになったことを嬉しく思います。この経験から、私は周りを巻き込み、話の中に自ら入る、関係重視型のリーダーシップ能力を身につけることができたと感じています。
組織全体のことを考え、意見集約につなげる
チーフとして私が目指していたのは、利用者の方のさまざまな困りごとに対し、充分に応えられる体制づくりです。しかし、実際に行うのは、簡単なことではありません。またリーダーシップ性を意識しすぎると、自分だけで解決しようと考えてしまいます。しかし、私は自分を戒め、組織全体のことを考えた上で、メンバーの意見を素直に聞き入れることを意識し、活動に取り組みました。その結果、同期や先輩の意見をバランスよくまとめることができ、意見集約につなげることができました。
サークル活動をするなかで、私が得たものは、メンバーから少しずつ信頼されていく喜びです。メンバーからの「早坂さんがチーフでよかった」といった声や、手厚くサポートしてくださった先輩方から褒めていただいたことが大変嬉しく、難しいことにチャレンジした達成感を同時に感じることができました。今回の状況のように、これから先も、課題にぶつかることがあると思います。しかし、私は今やるべきことを考え、ひとつずつ解決することで、道が開けていくことを学びました。大学生活で得た力と知恵を、今後社会人として働く上でも役立てていきたいです。
目標は、絶対的な安心感を与える存在
将来は、サークル内でつちかったリーダーシップ性などを社会で生かし、周囲から憧れられる存在になりたいです。「早坂がいれば大丈夫」といった絶対的な安心感を与える存在になることが目標です。そのために、まずは、何に取り組んでも胸を張って生きていける、強い自分を作り上げることを目指しています。
[インタビュー日:2020年8月]