
能動的・主体的に勉強と部活を両立、
目標を立てモチベーション維持に成功
自らが能動的に学んだ経験を生かし、子どもたちが好奇心の
赴くままに学べる環境づくりや教育格差の改善を目指し行動。
神戸市外国語大学 外国語学部 国際関係学科
平野 ひかる
能動的・主体的に勉強と部活を両立、
目標を立てモチベーション維持に成功
自らが能動的に学んだ経験を生かし、子どもたちが好奇心の
赴くままに学べる環境づくりや教育格差の改善を目指し行動。
神戸市外国語大学 外国語学部 国際関係学科
平野 ひかる
氏名
平野 ひかる(ひらの ひかる)
学校名
神戸市外国語大学
学部/学科
外国語学部 国際関係学科
学年
4年生
卒業年
2022卒
志望業種・業界
サービス・インフラ
広告・通信・マスコミ
志望職種
専門系
出身
大阪府
希望勤務地
関東、関西、海外
学生団体
リーダー型
知識収集型
クリエイティブ型
ボランティア型
能動的な学びと時間の活用から、部活と勉強を両立
私は、高校2年生の4月から受験を視野に入れ、陸上部との両立に取り組んできました。国公立大学志望のため、土日祝も休むことなく、学校の授業も含めて毎日10時間くらい勉強を続けました。
勉強をする中で、私が特に意識していたことは、能動的な学びです。常に「自分にとって必要なことは?」を問いかけ、深く考える中で、塾に通わず、自分で計画を立てて実行しました。生産性や効率を考え、自ら主体的に勉強する中で、成果が出ることは、大きな喜びを生み出します。学ぶ中で、私の負けず嫌いの性格がプラスの方向に発揮できたと思います。
部活動を3年夏まで続けたことで、両立にも苦労しました。例年、陸上部の先輩は、春で引退することが多いです。しかし、私は最後の試合があることを知りつつ途中で辞めるのは嫌でした。私が練習を続けたことで、他の部員も残ることを選んでくれました。私の行動がチームを引っ張り、3年生の部員全員が、最後の夏の大会を終えて引退できたことを嬉しく思います。また、私自身も最後まで部活をやり遂げたことによる安堵感を感じています。
日々、小さな目標を立ててモチベーションを維持
部活と勉強の両立期間は、夜まで練習を行い、その後勉強に取り組んでいたため、体力的・精神的にも疲れていました。また、周囲が先に受験勉強を始めている姿を見て、焦りを感じたこともあります。しかし、部活や学校、睡眠などを除く全ての時間を勉強に割きました。限られた時間しか勉強できないことが、いい緊張感につながったと感じます。
一人で学ぶ中で、モチベーションを維持した方法は、大学合格の大きな目標に加え、日々の中で小さな目標を立てることです。学校の小テストから、月に1回の模試、4ヵ月に1回の志望校に特化した模試まで、大小問わず、目標を設定し達成に向けて取り組みました。受験直前期は、強いプレッシャーを感じました。しかし、時間を最大限活用し、ゴールを見据えることで辛さを乗り越えることができたと感じます。忍耐力を身につけ、努力を続けたことが身を結び、大学に合格し今に至ります。
高校時代を通して私が得た学びは「まずは自分ができることを最大限行うこと」です。その上で自分が対策できない不安に関しては、耐え忍ぶことが大切だと感じました。同時に、最後まで諦めず全力を尽くす姿は、周囲にも良い影響を与えることがあると学びました。
留学準備の一環として、英語、スペイン語を主体的に勉強中
現在は、主に留学準備に向け、英語の勉強に取り組んでいます。留学に関しては、新型コロナウイルスの影響も大きいため、2〜3年後を予定しています。現在は、留学に必須となる語学力を高めるため、TOEFL iBTのスコアを伸ばし勉強中です。また、スペイン語圏も視野に入れており、スペイン語も勉強中です。スペイン語に関しては、積極的に先生に質問したり、動画サイトや音楽を活用したりと、自ら環境をつくり主体的に学んでいます。
中学・高校時代を通じて感じたのは、受け身の状態では学びが少ないということです。私自身は、塾などに通うメリットを感じられず、自分で計画を立てて取り組むことが向いていると感じました。
海外では、主に教育分野を学びたいです。私自身、勉強自体が苦ではなく、楽しく取り組むことができました。 そう感じた理由は、“やらされていた”のではなく、自ら能動的に動いていたことにあると感じています。子どもが好奇心の赴くままに、能動的な学びを得るためにはどうすればいいのか、どうすれば教育に生かせるのか、答えを見つけていきたいです。
また、貿易の授業を通して、面白さを感じ「通関士」の資格に興味を持ちました。現在は、英語の勉強に注力していますが、ゆくゆくは資格を取得したいです。面白いと感じた分野には、積極的に挑戦する姿勢も私の強みだと感じています。
海外と関わりながら日本の教育格差を無くしたい
私自身の経験から言えることは、「勉強を身につけるには、まず自分に向いている方法や楽しいと感じることを見つける」ということです。勉強に関して、ネガティブなイメージを抱く人は少なくありません。しかし、勉強は本来楽しいものであり、ポジティブに捉えられるようなときが来て欲しいと願います。
私の将来の夢は、海外と関わりながら日本の教育格差をなくしていく仕事です。勉強のみならず、自分の興味のある分野に対し、気軽に挑戦し、主体的に学べるような環境をつくりたいです。そして、全てにおいて妥協することなく、プロとしての仕事に徹して働くことを目指しています。
[インタビュー日:2020年8月]