
積極的精神と好奇心からボランティア
活動に尽力、課題の反省を生かし成長
ボランティア・飲食店アルバイト経験から“人のための行動”に
やりがいを実感、サービス提供や課題解決に高い関心を持つ。
関西大学 政策創造学部 政策学科
加納 彩音
積極的精神と好奇心からボランティア
活動に尽力、課題の反省を生かし成長
ボランティア・飲食店アルバイト経験から“人のための行動”に
やりがいを実感、サービス提供や課題解決に高い関心を持つ。
関西大学 政策創造学部 政策学科
加納 彩音
氏名
加納 彩音(かのう あやね)
学校名
関西大学
学部/学科
政策創造学部 政策学科
学年
4年生
卒業年
2022卒
志望業種・業界
IT・ソフトウェア・情報処理
サービス・インフラ
広告・通信・マスコミ
志望職種
事務系
営業系
専門系
販売系
出身
大阪府
希望勤務地
どこでもOK!
学生団体
学園祭実行委員会、
国際協力ボランティア学生スタッフicvss
リーダー型
知識収集型
クリエイティブ型
ボランティア型
ソフトテニス部に所属、納得できるまで努力を重ねる
高校時代に私が最も頑張ったことはソフトテニス部の活動です。他の高校と比べて、部員数が大変多く、練習中もコート上に人が溢れるくらいでした。もちろん、自分が打つことができるボールの数も限られます。その中で、いかに効率の良い練習にするかを常に意識していました。
授業後の一般練習の際に前向きに取り組むことはもちろん、朝練や居残りなども、自分が納得できるまで自主的に行っていました。意欲の理由は「負けたくない」との強い気持ちです。私の意欲的な姿勢は、周りの選手にも伝わり、チームの士気上昇にも一役買ったと思います。
また、一時期、ケガにより練習ができない期間もありました。しかし、動けない間も、できることはあります。他の選手の動きを観察しながら、復帰に備えていました。その結果、復帰後は、以前よりも戦略的なプレーを行えるようになり、個人戦で近畿大会に出場することができました。
フィリピンの小学校に行き、ICT機器の使い方を教えるボランティア活動に尽力
大学入学後、特に力を入れていることは2つのボランティア団体の活動です。1つ目の団体では、フィリピンの小学校の授業の一環として、ICT機器の使い方を教える活動に取り組んでいます。参加のきっかけは、1年生の授業で国際協力について学んだことです。フィリピンをテーマとした課題発表をするため、実際にフィリピンで活動している方に話を聞きに行ったことを機に、興味を持ち、参加を決めました。
活動においてまず大変だと感じたことは、私自身のICT機器に対する知識の乏しさです。入学当初は、私自身が扱いに慣れておらず、資料などを作るにも時間がかかっていました。幸い、周囲にはICT機器分野を得意とする人がいたため、アドバイスを受けながら徐々に慣れていくことができました。
活動中、特に嬉しかったことは、現地のお祭りのお手伝いを任されたことです。子どもたちとお揃いのTシャツを着て 町を歩いたことは、一生の思い出です。また、ICT機器の使い方を伝える中で、現地の先生に大変感謝されたことも嬉しく思います。
現地で人前に立ち英語で喋る際、焦って言葉が出てこなかったり、チームで活動する上で、意思の疎通がうまくいかずケンカになってしまったりとうまくいかないこともありました。しかし、失敗の理由を把握し、ひとつの経験として捉えることで、次に生かしています。新しいことに関しては120%の準備をすること、チームで動く以上、個々の主張だけを優先するのではなく、周囲を見ながら考えて動くことが重要であることを痛感しました。これらの学びは、現在の行動の指針としても、大変役に立っています。また、活動の企画から実施までのプロセス、「とりあえずやってみる」の積極的な精神、周囲に配慮する責任管理についても深く学ぶことができました。
ジェンダー平等に焦点を当て、リーダーとして組織を引っ張る
2つ目の団体では、国際協力に関する情報を大学内に発信する活動に取り組んでいます。2019年より、
SDGsの一つであるジェンダー平等に焦点を当てた活動を行なってきました。2020年2月に開催された、朝日新聞主催SDGs ACTION! AWARD! 2020では、「新しい履歴書」という案を発表し、ファイナリスト賞を受賞しました。
入部した当初は、形のある活動が行われていない状態でした。しかし、私がリーダーに就任後、目標を決め、メンバーを募り、少しずつ活動の形をつくり、今に至ります。メンバーと話し合いを繰り返し、手探りで進める上では、大変なこともありました。しかし、何よりもメンバー全員で話し合い、活動をつくる楽しさを実感しています。
人のために働くことにやりがいを感じる
私はボランティア経験や飲食店でのアルバイト経験を通し、自分自身を『人のために働くことに対してやりがいを感じる人間』だと分析しています。そのため、サービスを提供する側、人が抱える問題や課題を解決するお手伝いをする仕事に興味があります。
もうひとつ興味がある分野は、人が明るく働くことができる環境づくりです。福利厚生代行事業を行なっている企業に就職し、働く人をサポートすることも視野に入れています。
そして社会人としてのキャリアを積んだ後は、以前より興味のあったパレスチナ紛争問題に関わる活動を行うため、JICAやJVC、現地のNGO団体で働きたいです。
[インタビュー日:2020年7月]