
英語を軸に積極的に行動、渡米で得た
人脈を活用し、英会話サークルを設立
2度の渡米で人脈拡大、率先してリーダーシップを取ることの
楽しさを実感、多様な人々と協力体制を築き物事を為し得る。
関西外国語大学 外国語学部 英米語学科
宮内 総一郎
英語を軸に積極的に行動、渡米で得た
人脈を活用し、英会話サークルを設立
2度の渡米で人脈拡大、率先してリーダーシップを取ることの
楽しさを実感、多様な人々と協力体制を築き物事を為し得る。
関西外国語大学 外国語学部 英米語学科
宮内 総一郎
氏名
宮内 総一郎(みやうち そういちろう)
学校名
関西外国語大学
学部/学科
外国語学部 英米語学科
学年
4年生
卒業年
2021卒
志望業種・業界
商社(専門・総合)
広告・通信・マスコミ
志望職種
事務系
営業系
出身
大阪府
希望勤務地
関東、関西、海外
学生団体
リーダー型
知識収集型
クリエイティブ型
ボランティア型
高校時代、往復3時間の通学時間を有効活用
高校3年間、私が頑張ったことは、往復3時間を費やした通学と学業です。幼い頃から洋画を見ることが好きで、海外に憧れがありました。そこで、修学旅行先がロンドンであること、名門私立校であることを理由に、兵庫県から岡山県の私立岡山白陵高校に進学しました。ほぼ毎日始発電車に乗り、電車の中で予習復習、テスト勉強などを行なうことで、時間を最大限有効活用できたと感じています。
進学校ということもあり、学内のカリキュラムは国公立大学への入学に特化した内容でした。また、本番の入試制限時間に慣れるため、1限70分が設定されていたことで、長時間の集中力が鍛えられました。
英語を軸に人脈を活用、英会話サークルを立ち上げる
現在は、英語を軸にさまざまな活動に取り組み、リーダーシップを発揮しています。所属サークルは、日英翻訳ボランティアと英会話です。日英翻訳ボランティアは、所属する学科の教授のもとに来る翻訳依頼をアシストするサークルです。
先日は京都にゆかりのある国宝を英訳し、翻訳協力者として私の名前が掲載されました。大学自体が小規模なため、学生と教授の距離も近く、協力して何かを取り組む傾向も強いです。
英会話サークルは、’20年3月に私が立ち上げました。日本語を学びたい外国人留学生や移住者と英語スキルを上達させたい日本人を対象に英会話を行なうものです。
私は過去にニューヨークでのインターンシップを1ヵ月、ヴァージニア州での有給アルバイトを2ヵ月経験しました。目的は人脈を広げることです。その結果、現地で得た人脈を活用し、アメリカ、ウクライナ、インドネシア、バングラデシュ出身の英語話者をサークルに参加させることができました。
現在はオンライン中心に活動中です。10〜15人を2つぐらいのグループに分け、トピックを決めて自由に英会話をする場を設け、すでに10回以上実施しました。今後も就活と並行しながらも継続する予定です。
アルバイト、インターンシップの経験で得た成長
ヴァージニア州での有給アルバイトは、アミューズメントパークのゲームコーナーを担当しました。1日につき、子ども連れの家族約150組を1人で対応しました。私は英語を完璧に話せる状態ではありません。しかし、初日に簡単な説明を受けた状態でスタートしたため、意思伝達や対応に苦労しました。問題が起きる度に質問しに行ったり、別の場所で働く地元の高校生に教えてもらったりしました。お客さまから学んだ英会話のフレーズも多いです。
嬉しかったことは、明らかに英語が堪能ではない私を見て「頑張って」と応援してくれたお客さまがたくさんいたことです。また世界15ヵ国から集まった学生と寮で共同生活をして、仕事終わりの深夜まで話したり、休日に一緒に出かけたりと日本ではできない経験をたくさん積みました。
ニューヨークでのインターンシップでは、コンサルやマーケティングといった実際のビジネスに参加しました。日常の英単語とは大きく異なるため、苦労したことも多いです。しかし、分かったフリをすることが最も良くないことだと考え、自分が復唱できるまで聞き直すことで克服しました。また、当時は新型コロナウイルスの感染者がニューヨークでも徐々に増えていた時期です。これまで一度も受けなかった差別を複数回経験しました。ひどい暴言を吐かれたこともありましたが、面と向かって差別を受けることもひとつの経験だとポジティブに捉え克服しました。
両者ともに、今までインプットしてきた英語学習をアウトプットできたこと、相手が理解し返答してくれたことを大変嬉しく思います。2度の渡米で、欧米、アジア、中東に人脈を広げ、率先してリーダーシップを取ることの楽しさを実感しました。また、特にアメリカは自分から動かなければ、相手は何もしてくれません。自ら話しかけないと人脈づくりも成り立たなかったため、自己主張の大切さを学びました。
物流のスペシャリストである商社志望
私は英会話サークルの立ち上げをはじめ、初対面や年齢など関係なく、いろいろな人と協力してひとつのことを成し遂げることに楽しさや達成感を感じてきました。総合商社に勤める兄の話を聞く中で、私がしたいことと商社は非常にマッチしていると思っています。
商社は、物流のスペシャリストです。私は、日本と世界をつなげたり、リーダーシップをとって他の業界・業種の人とともに社会にとって意味のある成果を達成したりすることへの興味があります。今後業界研究を進める上で、他の分野に興味を持つ可能性もありますが、現段階では商社志望です。
[インタビュー日:2020年4月]