
ITベンチャーのインターンに参加、
3つのプロセスを理解し営業力を強化
古着屋運営を代行、課題分析後多方面から顧客の不安要素を
取り除くことに成功、開始2ヵ月で売り上げ40倍を達成。
広島大学 経済学部 経済学科
西沢 瑛紫
ITベンチャーのインターンに参加、
3つのプロセスを理解し営業力を強化
古着屋運営を代行、課題分析後多方面から顧客の不安要素を
取り除くことに成功、開始2ヵ月で売り上げ40倍を達成。
広島大学 経済学部 経済学科
西沢 瑛紫
氏名
西沢 瑛紫(にしざわ えいし)
学校名
広島大学
学部/学科
経済学部 経済学科
学年
4年生
卒業年
2022卒
志望業種・業界
IT・ソフトウェア・情報処理
サービス・インフラ
メーカー
業種・業界は問いません
志望職種
与えられた仕事ならなんでも
事務系
営業系
販売系
出身
長野県
希望勤務地
関東
学生団体
F.Cfive
リーダー型
知識収集型
クリエイティブ型
ボランティア型
サッカーの挫折経験から見据えた未来
私が高校時代に注力したことは、小学生から12年間続けたサッカーです。出身は長野県ですが、岐阜県の高校に進学し、寮生活をしながら全国大会を目指しました。高校では、責任感の強さから寮長とセカンドチームのキャプテンを務め、努力を重ねましたが、3年の夏に限界を感じ、引退しました。その後、チームは夏冬連覇、全国大会出場を果たします。
また、地元の高校も全国大会出場を果たし、3回戦で私の高校と戦いました。しかし、私の高校は0-5で敗退し、地元の高校は初出場で全国ベスト4の結果を残すことになります。
これらは、決して楽しい思い出ではありません。ただ努力では乗り越えることができなかった大きな壁と、強烈な挫折経験があったからこそ、私は次の大学というステップに対し、成長のモチベーションを高めることができたと考えています。
ITベンチャーのインターンに参加、信用力を身につける
挫折を経験した私は、大学進学にあたり、一般的な大学生とは違う生活を体験したいと考え、夜間コースを選択しました。まず自分がやりたいことを見極めるため、さまざまなバイトを経験した後、ITベンチャーの長期インターンと出会い、営業を担当しています。開始当初は、「早く結果を出したい」との思いから、自己中心的な営業をしていたため、怒鳴られることも多々ありました。3ヵ月の新規契約目標12件のところ、1件も獲得することができない状態でした。
しかし、読書に励んだり上司からフィードバックをもらったりしたことで、他人からの信頼を得るには、リサーチ・ギブ・フォローの3つのプロセスが存在することを学びました。まず、顧客の課題に対して仮説を立てた上で、聞き手になり、正確な課題をリサーチします。さらに顧客の過去の消費者から意見を募り、第三者のレビューを伝えることで、説得力のある課題解決案をギブします。そして、契約後も顧客の課題を常にヒアリングし、メリットになる情報を毎週全ての顧客に共有することで継続的な関係を保つフォローをしました。プロセスを意識したことで、信頼関係を築くことができ、営業目標の130%を達成することができました。
また、課題を解決しメリットを提案するビジネス的信頼と、笑顔、素早く丁寧な返信でのフォローなどの顧客の不安要素を取り除くための人間的信頼の2つが必要であることを実感しています。
古着屋運営を代行、売り上げを2ヵ月で40倍に
インターン開始から8ヵ月後、縁あって、おばあさんが運営する古着屋の運営代行を手掛けることになりました。店に通い、話す中で「助けてあげたいな」と思ったこと、インターンのインプットをアウトプットする場として活用したいと思ったことが行動の理由です。その結果、2,000円/月の店舗売り上げを開始2ヵ月で40倍にすることができました。
改善にあたり、取り組んだことは原因の分析です。新規顧客を獲得できていないことを問題視し、『知名度』『店内環境』『自身の信用の不足』の改善を図りました。知名度に関しては、他店舗の店員を巻き込むことで網羅的にPRできると考え、SNSの拡散と口コミの協力をお願いしました。
また、ヒッチハイクで東京に行き、古着屋50店舗をめぐり、人気店の共通項は入店のしやすさであると結論づけ、SNSで来店者の様子を共有し、入店の際のハードルを下げました。まだ来店していない顧客との距離を縮めるため、問い合わせに対しても形式的ではなく明るく対応したほか、自身のプライベートな一面を共有するなど、さまざまな角度から不安要素を取り除くことが結果につながったと感じています。
活動は現在も継続中ですが、この活動を経て、課題に対し、自ら解決案を模索し、成果につなげる課題解決能力を学ぶことができたことを嬉しく思います。
スキルを高め、多方面に影響を与えながら、課題や問題を解決したい
インターン前後の自分に関する最も大きな変化は、型にとらわれない考え方です。また、行動による変化や新しいつながりを実感できたことで、考えすぎるよりも動いた方が面白いと思えるようになりました。
しかし、インターンにおいて、私が貢献できている分野はほんのわずかのため、まだやりがいを感じられるレベルに達していません。古着屋の売り上げ貢献のように、今後はさらに実力を身につけ、より多くの人や物に対して影響を与えられる人物になりたいです。
現段階では、関わりたい業界なども未定です。自分が課題を見つけるよりも、いろいろなことに挑戦し、出会った課題や問題を解決していきたいです。
[インタビュー日:2020年6月]