
小学5年から野球を継続、部員の意識
向上のためコミュニケーションを強化
厳しい環境に身を置くことで自らの成長を実感、野球と勉強の
両立に加え、大学では数学の教職取得のため勉学に励み中。
関西大学 総合情報学部 総合情報学科
豊福 流星
小学5年から野球を継続、部員の意識
向上のためコミュニケーションを強化
厳しい環境に身を置くことで自らの成長を実感、野球と勉強の
両立に加え、大学では数学の教職取得のため勉学に励み中。
関西大学 総合情報学部 総合情報学科
豊福 流星
氏名
豊福 流星(とよふく りゅうせい)
学校名
関西大学
学部/学科
総合情報学部 総合情報学科
学年
4年生
卒業年
2021卒
志望業種・業界
IT・ソフトウェア・情報処理
サービス・インフラ
メーカー
志望職種
IT系
営業系
技術系
出身
福岡県
希望勤務地
関東地方
関西地方
九州・沖縄地方
学生団体
リーダー型
知識収集型
クリエイティブ型
ボランティア型
小学5年生から現在まで野球を継続
私は小学5年から現在に至るまで、野球を継続しています。中学時代はクラブチームに所属し、全国大会にも出場しました。周囲にも恵まれていたため“勝って当たり前”という世界です。しかし、高校入学後に所属した野球部は、とても弱いチームでした。自主練もなく、私立高校に負けるのは仕方ないといった雰囲気がありました。
このままでは弱いままだと思った私が決意したことは、自分がリーダーとして意識改革を進めることです。私が入部する以前から「全国大会に出たあいつが入ってくる」と言われていたこともあり、その立場を利用することを決めました。弱いチームは意識が低いと感じたため、まずは自主練を強化しました。
私が特に大変だと感じたことは、組織を動かすことです。高校では副キャプテンに任命されました。責任感を感じつつ、チームをひとつの方向に向かわせるには、どうすればいいかを常に考えました。
コミュニケーションを強化し、意識改革に成功
私が取り組んだことは、チーム一人ひとりに話しかけ、コミュニケーションをしっかりとることです。特にレギュラーになれるかなれないかの瀬戸際にいた選手に対しては、積極的にコミュニケーションをとるようにしました。その結果、試合に出る選手の意識が変わり、今まで練習に対して積極的ではなかった選手の意識も少しずつ変わっていく様を実感できました。
嬉しかったことは、監督に「お前のおかげでチームが変わった」と言われたことです。チームを変えることは、簡単ではありませんでしたが、自分の行動が周囲の行動を変えたと実感できました。40人弱のチームだったからこそ、全員と話すことができ、組織の動かし方も身についたと感じます。試合の結果に関しては、自分たちの代ですぐに結果を出すことはできなかったものの、後輩たちが野球に対する意識を受け継いでくれました。私たちは1、2回戦敗退でしたが、後輩たちが4、5回戦まで進んでくれたことも、喜びのひとつです。
また、高校時代は、野球だけではなく、勉強にも力を入れました。好きな数学に対して設定した目標は、偏差値70です。空いた時間を勉強に費やした結果、目標を達成し、野球部以外の人々からも信頼を獲得することができました。
大学では数学、野球、教職取得に励む
大学入学後は、高校時代同様、数学に関する知識を増やせるように取り組んでいます。単に数字や式を扱うだけでなく、数学の歴史についても授業を通して学ぶことができました。また、教職の資格も取得しておきたいと、必要単位を選択中です。
また、野球部に関しては、周囲には甲子園出場校や名門高校から来ている人が多い中、負けないように日々練習に励んでいます。週6の練習に加え、自主練の時間も設けています。モチベーションの源は、野球が好きとの思いと、母子家庭での大学進学に関する母への感謝の思いです。中途半端に終わらせたくないとの思いで、取り組んでいます。もし野球で負けたとしても、人間性では負けたくありません。中学時代は厳しい環境に身を置いたことで、自身の成長につなげることができました。今も、厳しい環境の中で揉まれることが、自分自身の成長につながると捉えています。
自分が関わる人を幸せにしながら、第一線で活躍したい
社会に出て働く理由を考えたとき、まず浮かんだのは、自分が関わる人を幸せにすることでした。母や将来結婚するパートナーに対し、誇れる仕事がしたいです。
人間的に尊敬しているのは、大学に入学したときの野球部キャプテンです。練習の前後に練習をしたり、1年生が朝の整備をするときには必ずゴミ拾いをしていたりと、妥協のない行動に対し憧れを抱いていました。キャプテンの行動により、4年の同期の先輩方もゴミ拾いを始めるようになりました。私も、自分の行動で周囲に影響を与えられる人になりたいです。
現段階では、IT関係や鉄道・ガスなどのインフラ関係など、業界については幅広く考えています。第一線で活躍できる人材になること、部下からも尊敬される人物になることが、今の私の目標です。
[インタビュー日:2020年1月]