
興味を持ったことを徹底的にインプットし、
学生プロジェクトで実践的なアウトプットをする。
バレーボールとの出会いからコンプレックスの克服に成功し、
人々をつなぐ架け橋となり、将来は教育に変革をもたらしたい。
国際教養大学 国際教養学部 グローバルビジネス学科
矢野 圭祐
興味を持ったことを徹底的にインプットし、
学生プロジェクトで実践的なアウトプットをする。
バレーボールとの出会いからコンプレックスの克服に成功し、
人々をつなぐ架け橋となり、将来は教育に変革をもたらしたい。
国際教養大学 国際教養学部 グローバルビジネス学科
矢野 圭祐
氏名
矢野 圭祐(やの けいすけ)
学校名
国際教養大学
学部/学科
国際教養学部 グローバルビジネス学科
学年
卒業生
卒業年
2018卒
志望業種・業界
サービス・インフラ
メーカー
商社(専門・総合)
志望職種
事務系
営業系
販売系
出身
大阪府
希望勤務地
どこでもOK!!
学生団体
集い@三国丘高校
リーダー型
知識収集型
クリエイティブ型
ボランティア型
人生を変えたバレーボールとの出会い
私は中学時代からバレーボールに熱中し、高校、大学を合わせて9年以上続けています。私はもともと泣き虫で、人前に出て話すのが苦手な内気な少年でした。そんな私を大きく変えたのは中学から始めたバレーボールとの出会いでした。中学時代のバレー部の練習は大変厳しく、たびたび全国レベルの強豪校と合宿練習することもあったのです。そんな厳しい環境の中で、体力的にも精神的にも大きく成長することができました。特に中学時代ずっとコンプレックスに感じていた内気な性格は、厳しい練習の中で努力することを通して克服することができます。そして、試合に勝利し喜びを分かち合う中で次第に感情を出せるようにもなったのです。また、私は中学、高校時代ともにキャプテンを務め、チームにおけるリーダーシップの取り方の違いを肌で感じます。中学時代は、試合に勝利することが目的であったため、自身の練習に打ち込む姿を後輩に見せることでチームの士気を上げていました。しかし、高校時代は、勉強と部活の両立や価値観の異なる人々とのコミュニケーションを取ることの重要性を感じると同時に学んだのです。
継続できる学生プロジェクトを目指す
私は、今、情熱をかけて取り組んでいる学生プロジェクトがあります。それは「母校訪問プロジェクト」という高校生と大学生の交流を促進させるプロジェクトです。このプロジェクトを始めたきっかけは、日本の大学生が世界で一番勉強しないという事実にショックを受けたことです。私は「もしかすると高校時代に自身の進路や夢を深く考えずに両親や先生の意見を鵜呑みにして進路選択をしているからではないか」と思いました。そこで、大学生と高校生が交流できる場を設け、高校生が大学生と情報交換を行うことで進路選択に対する意識改革ができるのではないかと考えたのです。また、大学生は後輩とのネットワーク構築もでき、卒業生と母校の繋がりを強化できるのではとおもったのです。
そして、実行に移し、昨年の11月から第一回実行委員長として、母校訪問プロジェクトの運営企画を始めました。そして、第一回は今年の3月14日に開催し、大学生25人と高校生10人の交流が実現しました。交流会を通じて「進路選択についてもっと深く考えようと思った」「高校生と交流してもっと大学生として勉強を頑張ろうと思った」といったフィードバックをいただくことができたのです。そして、第二回の開催に向け改善し、成功に向けて頑張っていこうと決心しました。私がイベントを開催して気づいたことが二つあります。
一つ目は、学生プロジェクトの継続性です。私がいなくてもイベントが成功するようプロジェクトにかける思い、ノウハウをしっかりと後輩に受け継がなければいけないということです。二つ目は、お金以外の点でどれだけの人々に価値を提供できるかということです。10年、20年経ってもこの「母校訪問プロジェクト」が継続するように自分の役割や責任を果たして行きたいと思います。
学生プロジェクトを生んだスタジオLとの出会い
また、私は地域活性化に取り組む「スタジオL」という会社でインターンシップを経験しました。私は、留学先であるアメリカで「地域貢献について考えるプロジェクト」に参加します。その前に日本における地域活性化と向き合いたいと思い参加しました。
この会社の地域活性化の考え方は、行政任せではなく、地元の人々の力で地域を盛り上げ、活性化のシステムを構築させるというものです。つまり、その地域に関わる人々が自分たちでできることを提案します。その提案を行政と共に実行していくのです。この考えを参考に、先述の母校訪問プロジェクトを開催しました。母校のために卒業生が集結し、現役生と交流することでコミュニティーを盛り上げて行きたいと考えたからです。インターンで最も印象に残っていることは、現場で働く人々は地域活性化に対する思いでした。今一番やりたいことを楽しみながら実行している彼らの姿を見て社会に出る上で働くことに対する価値観や意義を考えなおすいい機会になったのです。
将来は高等教育の変革に携わりたい
私は大学の前学長が唱えていた「高等教育の変革」に大変共感し、将来は高等教育に携わりたいと考えています。私は母校訪問プロジェクトを通じて、大学生でも高校生の進路の意識改革に対してアプローチできるのであるということを学べたのです。そして、将来自分がやってみたい教育分野で変革を起こす自信をつけることができました。しかし、卒業後は一度社会に出て実務経験をしっかり積みたいと考えています。特に組織を動かす上で、責任や役割を実践的な経験を通じて学びたいのです。まずは、自分の興味がある分野で知識や理解を深め、将来は教育分野で自分の力を社会に還元できる仕事がしたいと思っています。
[インタビュー日:2013年07月]