
新規顧客獲得に向けSNSを運営、
フォロワー1000人を目指し奮闘中
魅力的な目標を設定し周囲のモチベーションを強化、周囲を
巻き込みながら、課題解決への道筋を立て目標達成を目指す。
関西大学 社会学部 社会学科
石戸 瑛
新規顧客獲得に向けSNSを運営、
フォロワー1000人を目指し奮闘中
魅力的な目標を設定し周囲のモチベーションを強化、周囲を
巻き込みながら、課題解決への道筋を立て目標達成を目指す。
関西大学 社会学部 社会学科
石戸 瑛
氏名
石戸 瑛(いしど あきら)
学校名
関西大学
学部/学科
社会学部 社会学科
学年
3年生
卒業年
2022卒
志望業種・業界
IT・ソフトウェア・情報処理
サービス・インフラ
志望職種
IT系
営業系
専門系
技術系
出身
大阪府
希望勤務地
関西
学生団体
リーダー型
知識収集型
クリエイティブ型
ボランティア型
論理的に物事を捉え、学業と部活を両立
高校時代に私が注力したことは、学業と部活の両立です。大阪府ベスト8を目標とする野球部に所属していました。平日朝7時から朝練を開始し、放課後は夜8時半まで練習に励んでいました。
野球自体は中学から続けていましたが、高校はレベルが違います。そこで私はレギュラー獲得のため、考え方を変えました。感覚的に捉えていた内容を理論的に考え直すことで、ボールの投げ方ひとつに対しても、深く理解した上で練習に取り組むことができたと感じています。3年夏の大会結果は、3回戦敗退でした。しかし、最後のミーティングでは全員が悔しさのあまり号泣するほどに、必死に取り組んだことに誇りを持っています。
野球と向き合う中で、学業に対しても良い影響がありました。学ぶ意味を考えることで、勉強に対する意識が大きく変わったと感じます。往復40分の通学時間や授業の間の休憩時間を有効活用し、学業と部活を両立させることができました。
アルバイト先の新規顧客増加を目標にSNSアカウントを運営
現在は、1年以上継続中のラーメン店のアルバイトに力を入れています。コロナ禍による売り上げ低下を補うため、新規顧客増加を目的にSNSを活用し、店の情報拡散を目指しています。社員の方とアルバイトを含め、総勢7人に協力を要請し、始めた取り組みです。
開始直後は、フォロワー数が伸び悩みました。そこで打ち出したのが「原価30円の味玉をフォロワーの方全員に何度でもプレゼント」というキャンペーンです。SNS上で情報を拡散すると同時に、キャンペーンポスターを作成し店内に貼りました。
SNSアカウント運営において、特に意識したのは投稿内容の世界観の統一です。また、撮影技術を高めると同時に商品そのものが美しく見えるよう、盛り付けにも気を配りました。さらに、お客様が撮影する商品が映えるように、店内の清掃をより丁寧に行ったり、テーブル上の配置を変更したりしました。
その結果、2ヵ月でフォロワー700人超えを達成、9月の段階ではまもなく800人に到達するといったレベルに達しています。アルバイト先の店舗は、1ヵ月の来店者数が約130人です。その中でおよそ7%に当たる10人がSNSアカウントを見て来店したとのデータを得ることができました。
フォロワー1000人を目指し運用、周囲を巻き込み行動
アルバイトの場合、売り上げが賃金に直結することはありません。その状況のなかで、他のアルバイトの協力を得て、取り組みを継続するモチベーション維持に苦労しました。また、集客を目的としたSNS運用経験者は誰もいなかったため、一から勉強する大変さがありました。
問題解決に向けて、私が考えたのは魅力的な目標設定です。具体的には、フォロワー1000人を目指しました。ひとつの区切りにしやすく、多くの人にとって憧れの数値であることから効果的だと考えました。同時にSNSについての書籍を購読し、得られる利益を分析した上で、メンバーで共有しました。
活動を通して得た喜びは、周囲の協力を得られたこと、そして根気強い説得の上、やる気を出してくれたメンバーの存在です。フォロワー数が伸びていること、実際にSNSを見て来店してくださった方がいることなど、目に見える形で成果が出ていることもやりがいにつながっています。
自ら課題を見つけ、解決に向けて行動
1年半スポーツジムでのアルバイトをしていた際にも、入会者を増やすために、店長と2人、積極的に活動していました。ジムの存在を知った方は、見学後スタッフと話した上で入会するかどうかを決めます。この流れのなかで、最も大切となるのが、見学者対応だと考えた私は、スタッフの接客スキルを強化しました。アルバイトの立場ではありますが、自ら課題を見つけ、解決に向けて動くことにやりがいを感じます。
これらの活動を通して学んだことは、周囲の協力を得るためには、相手の立場や条件によって説得方法を変える必要性があるということです。例えば、ラーメン店には、やる気はあるものの、私たちに遠慮して行動をためらう後輩がいました。SNS投稿は、後から修正が可能です。フォローすることを伝えた上で、気軽に行動できる環境づくりに力を入れました。同時に成果を出すためには、施策を考えて打ち出し、かつ、成果を確かめ続けることの重要性を学びました。
[インタビュー日:2020年9月]