
休学中、福島・熊本のボランティアを
行いリーダーとしての自覚が芽生える
現在の情報を整理する力、相手の意見を汲み取る力を身につけ
年代・国籍を問わず、多くの人をまとめるリーダー力を得る。
愛知県立大学 外国語学部 国際関係学科
森 晴香
休学中、福島・熊本のボランティアを
行いリーダーとしての自覚が芽生える
現在の情報を整理する力、相手の意見を汲み取る力を身につけ
年代・国籍を問わず、多くの人をまとめるリーダー力を得る。
愛知県立大学 外国語学部 国際関係学科
森 晴香
氏名
森 晴香(もり はるか)
学校名
愛知県立大学
学部/学科
外国語学部 国際関係学科
学年
4年生
卒業年
2019卒
志望業種・業界
業種・業界は問いません
志望職種
企画系
営業系
総合職
出身
三重県
希望勤務地
東海地方
学生団体
国際ボランティアサークルRuff
リーダー型
知識収集型
クリエイティブ型
ボランティア型
海外でのボランティアを経験し、国内に目を向ける
私がボランティア活動に興味を持ち始めたのは、高校生の頃です。テレビで途上国の貧困問題を見て、自分も貧困支援などに携わりたいと思うようになりました。大学入学後にボランティアサークルに入り、1年の夏休みに行ったのが、カンボジアでの2週間のボランティア活動です。主に現地の子ども達への英語教育や教室建設のお手伝いをしました。
カンボジアは、私にとって初めての海外でした。そこで気づいたのが「私は、ボランティアに限らず日本のことを何も知らない」ということです。
帰国後はサークルを通じて、農家さんの人手不足の状況を知りました。元々、自然が好きなこともあり、自然や農業を守るお手伝いがしたいとの思いから長野県の果樹園ボランティアにも参加しました。
大学を休学し、福島県いわき市へ
大学3年の1年間、休学し、NPO法人でのボランティア活動をするために福島県いわき市に行きました。カンボジアでは2週間のボランティア活動を経験しましたが、短期間では、少し学ぶ程度の経験しか得られていません。「なぜボランティアを必要としているのか」「本当に困っていることは何なのか」を知るためにも、長期間ひとつの地域で活動したいと考え、休学を決めました。
当時の主な活動内容は、森林整備を含む森づくりです。福島に来ていた外国の方と一緒に生活をしたり、地域の人たちと交流したり、使わなくなった土地を借りて、お米や野菜をつくったりしていました。国籍・年齢を越え、様々な人とコミュニケーションをとることで、自分自身の視野も広がったと感じています。
転機となった、熊本でのコーディネーター
ある日、団体スタッフから熊本へのボランティア派遣をする話、コーディネーターが足りないので、参加してもらえないかとの話がありました。行くことを決めたものの、私は災害のボランティア経験も、コーディネーター経験もゼロでした。
コーディネーターの役目は、グループをまとめながら現地の被災状況を確認し、やりとりをすることです。しかし、最初は自分より年上の人に向かって意見を言うことにためらいがあり、なかなか上手くいかない日々が続きました。
意識が変わったのは、大学生のメンバーからの「リーダーはお前だから自信を持ってしっかりまとめろ」という一言でした。もちろん、主観的な判断でチームを動かすことはできません。そこで、現場の現状や必要とされている作業を伝え、やるべきことを整理して話すことを心がけました。その結果、ボランティアの後半にはメンバー同士が自発的に協力する姿も見ることができ、チームワークが発揮できたと実感しています。
リーダーシップを身につけ、良好な関係を築く
リーダーには、チームを引っ張る強さだけではなく、周り全体を見た上で全員が納得して行動ができるようなチームを作り上げることが大事だと学びました。また、熊本でのコーディネーター経験以外にも、学生や外国人、社会人のグループリーダーを務めたことで、自分の意識の変化を実感しています。性格やバックグラウンドが異なる人たちをまとめ、チームワークを発揮することは簡単ではありません。しかし、各メンバーの意見をくみ取り、全員で目標達成に向かうことは本当に楽しく、やりがいを感じることができました。
農業・地域活性を通じて日本を元気にしたい
農業は、今注目されている分野ですが、もっと若い人に農業に目を向けて欲しいとの思いがあります。私自身の経験ですが、農業は楽しく素晴らしい仕事です。また田舎で暮らすことで、助け合いの精神も身につけることができます。農業の魅力や面白さを多くの人に発信できる人になりたいです。
また、大学生活を通じて、身につけたチャレンジ精神を活かし、新しい事業を始める、今まで想定していなかった年代・客層をターゲットにするなど、新しい働き方にもチャレンジしていきたいです。
[インタビュー日:2018年2月]