
リーダーとして他責より自責を意識、
人を動かし、学園祭を見事成功に導く
総務局長として約70名を束ね行動、個別の対話を重視し不安や
不満を丁寧に拾うことで、局員のモチベーション向上を実現。
立教大学 文学部 文学科
鈴木 大志
リーダーとして他責より自責を意識、
人を動かし、学園祭を見事成功に導く
総務局長として約70名を束ね行動、個別の対話を重視し不安や
不満を丁寧に拾うことで、局員のモチベーション向上を実現。
立教大学 文学部 文学科
鈴木 大志
氏名
鈴木 大志(すずき だいし)
学校名
立教大学
学部/学科
文学部 文学科
学年
4年生
卒業年
2022卒
志望業種・業界
サービス・インフラ
志望職種
事務系
出身
東京都
希望勤務地
関東、関西
学生団体
学園祭運営委員会
リーダー型
知識収集型
クリエイティブ型
ボランティア型
リーダーとして活躍、言葉に耳を傾け、人を束ねる
私は高校時代、人を束ねることに力を注ぎ、学級委員、部活でのキャプテン、文化祭の部署統括を経験しました。リーダーを目指した最初のきっかけは、自分が目立ちたいと思ったことです。
しかし、リーダーとして人を動かすためには、自分の思いだけではつとまりません。人を束ねる難しさに直面しつつも、一人ひとりの言葉に耳を傾け、それぞれの思いを汲み取りながら、全体の方向性を示すように心がけてきました。
学級委員としては、生徒たちの希望に対し、先生の賛同が得られない中、なんとか納得させる方法はないかと、みんなで考えました。しかし、学校行事としての開催には至らず、最終的には学校を通さず、自分たちだけで卒業パーティを開催しています。
また、文化祭の部署統括としては、文化祭の全体の管理・運営を担当しました。僕を含めた4役の他に、10数人の部署長がいたため、組織として動く難しさを体感しました。しかし、今でもあの当日の景色は忘れられません。“みんなでゴールに向かって頑張っていくことの素晴らしさ”を心から実感した3年間でした。
他責よりも自責の精神で総務局長としての役割を全うする
大学入学後は、高校生活よりもワンステージ上の活動に関わりたいと、学園祭運営委員会に入部しました。組織の人数は約300人、来場者数は3日間通して約3万人です。これまで体験したことがない規模感で、入部当時からワクワクしていたことを覚えています。
しかし、活動に関しては、難しいこともたくさんありました。最後の年には、組織全体をまとめる役員に選ばれ、約300人のうちの70人が所属している総務局の総務局長に任命されました。しかし、人をまとめる・動かすことは大変な作業です。自分が思っているだけでは、人は動いてくれません。また、総務局は組織全体を円滑に回すことに注力する場所のため、“できて当たり前”の世界でした。
また、サークルのような側面もあり、人によって意欲にも差がありました。一時期は、やる気のない人に対し疑問を抱いたこともありましたが、考え直した結果、やる気を出させること、ベクトルを向けることの重要性に気づき、考えを改めました。「やる気がない奴はダメだ、使えない」ではなく「やる気にさせられない自分が悪い」と、他責よりも自責を意識し、今もこの言葉を大切にしています。
参加者のモチベーションを高めるための、具体的な活動は、コミュニケーションです。常日頃から、たくさんの人に関わり、たわいもない世間話から相手の不安、不信、不満を聞きだし、必要であれば面談という形式を取りました。ただ、他の人との差をつけたくなかったため、飲み会などには誘っていません。常に偶然を装い話しかけていました。また役員就任後は、寝ているとき以外は、常に自分は総務局長であるとの意識を持ち続けていました。
総務局の活動を満喫、裏方の重要性を実感
活動においては、大変なことも多かったものの、私は総務局が大好きでした。総務局で活動していることは、私の誇りでした。組織の人のことを考えて、みんなが笑顔で当日を迎えるためのサポートをする、これほどカッコよくて素晴らしいものは他にないと思います。最初、やる気のなかった部員がやる気になってくれたり、学園祭の活動が楽しいと言ってくれたりしたときは、私もとても嬉しく感じました。「お金に変えられない価値」と言えるような経験、体験をした人の笑顔を見られたときは、とても幸せでした。
当初は、私の中に「目立ちたい」との気持ちもあり、裏方メインの仕事に戸惑ったこともあります。しかし、この活動を機に今まで考えていなかった裏方の重要性について学び、私自身も大きく成長することができました。
また本当ならば、今年、アメリカに留学する予定でしたが、コロナウイルスの影響により中止を余儀なくされました。しかし、上記の経験もあり、今は前向きに楽しく日本で過ごすことができています。
自分の夢を叶え、さらに周囲に夢を与える人になりたい
私が目指す将来像は、漫画『キングダム』の主人公、「信」のような存在です。信は、自分の夢を叶え、なおかつ周りの人たちに夢を与えることのできる“強い”人間です。私も将来、そのような強い人間になり、周囲に良い影響を与えたいです。
具体的な希望業種・職種については、まだ決まっていません。ただ、仕事からは話がそれるかもしれませんが、『みんな主人公でいいんだよ』ということを伝えていきたいです。自分がやりたいことに挑戦できる環境、世界をつくることが今の私の目標です。
[インタビュー日:2020年7月]