
学生向けコワーキングスペース事業に
参画、リーダーの主張の重要性を学ぶ
学生組織、コワーキングスペース事業を通し、表からは見えない
地道な作業の重要性を痛感、丁寧な仕事で周囲の信頼を獲得。
同志社大学 政策学部 政策学科
谷口 紀子
学生向けコワーキングスペース事業に
参画、リーダーの主張の重要性を学ぶ
学生組織、コワーキングスペース事業を通し、表からは見えない
地道な作業の重要性を痛感、丁寧な仕事で周囲の信頼を獲得。
同志社大学 政策学部 政策学科
谷口 紀子
氏名
谷口 紀子(たにぐち きこ)
学校名
同志社大学
学部/学科
政策学部 政策学科
学年
3年生
卒業年
2022卒
志望業種・業界
サービス・インフラ
メーカー
百貨店・専門店・流通・小売
志望職種
事務系
出身
富山県
希望勤務地
中部、関西
学生団体
京都実業プロジェクトMEY、SAP
リーダー型
知識収集型
クリエイティブ型
ボランティア型
ディベート部で3年連続近畿大会に出場
高校時代、私が最も注力したことは、ディベート部の活動です。近畿大会直前の数ヵ月は毎日22時、23時まで顧問と部員と部室にこもり、徹底的に練習しました。テーマに対し、インターネットや図書館の本、ニュースなどを元にありとあらゆる方法を使って概念や問題点を調べ、情報をまとめた上で、部員同士で議論を深め、自分たちの意見をまとめることに時間を費やしました。
活動を通して得たことは、必要な情報を適切に取り込む能力です。同時に、筋道を立てて自分たちの意見を論じる文章を作成する経験から、聞き手に対し上手く意見を伝える方法を考える力がついたと感じます。また、ディベートの場合、肯定と否定、両方の立場から戦う必要があります。そこで、多角的に物事を見る力を向上させることができました。
ビジネス系の学生組織に加入、スタートアップの基礎を学ぶ
大学2年6月、ビジネス系の学生組織「京都実業プロジェクトMEY」の第一期生に加入しました。「若者が自分のオモロイに素直に向き合える社会を創る。」を組織のmissionに掲げ、さまざまなイベントの企画やプロジェクトを行う組織です。第一期生ということもあり、自分たちで1からイベントの立案・企画・実行に取り組みました。
加入1ヵ月後には、京町屋1軒を貸切ったお化け屋敷の開催、秋には学生向けにGoogleの新人研修指導者を招いた講演会の開催に携わっています。学生団体に関わる約30名を4つのチームに分け、最も収益をあげたチームが勝ちといった団体内コンテストなども経験しました。イベントの企画段階からテーマやフロー、目標を決め、メンバーとミーティングを重ねてイベントを作り込んだことで、物事を始める基礎を学ぶことができたと感じています。
学生向けコワーキングスペース「Voltage」に参画
現在注力していることは、学生向けコワーキングスペース「Voltage」の活動です。代表の話を聞き、参画を決めました。初回ミーティングでは、社会人の方がメンターとして入ってくださっていただけでなく、金銭的なこと、ターゲット、企業間の取引など、本格的な起業の話が飛び交う状態を目の当たりにして、圧倒されました。しかし私自身、高校時代から起業に関する興味を持っていたため、いい機会だと、現在も学びを深めています。
立ち上げにあたり、私が主に担当したことは、内装づくりです。またメンバー全員でクラウドファンディングに取り組み、目標金額である300万円を達成しました。現在は新型コロナウイルスの影響で実家のある富山に滞在しており、リモートで参画しています。京都に戻り次第広報、店舗運営、オウンドメディアの設計などに関わっていく予定です。
0→1は代表者が決定、1→100を全員でブラッシュアップ
準備段階では、内装リーダーを勤めていましたが、内装を考えるにあたっては、空間の使い方から雰囲気、家具まで決めなければいけないことがたくさんありました。また、必ずしもメンバー間の意見がまとまるわけではありません。全員の意見に耳を傾けすぎて、決断できないといったケースも多々ありました。
意思決定に関しては、代表からのアドバイスもあり、リーダーの主張の重要性を学びました。Voltageに入るまでは、0→1の段階も、全員で話し合うべきだと思っていましたが、0→1は代表者が決め、1→100を全員でブラッシュアップすればいいと気づけたことは、私にとって大きな学びです。
学生組織でのイベント企画、コワーキングスペースVoltageの立ち上げ共に言えることは、表には出ないけれど、地道で目立たない作業が数多くあるということです。地道なことを粘り強く頑張ることが、大きな喜びや成功につながることを実感しています。クラウドファンディングを達成できたのも、個々のメンバーがSNSを使って発信したり、メッセージを送ったりしたからだと思います。基本的なこと、小さなことをコツコツと、そして丁寧に進めることが、成功への第一歩であると確信しました。
丁寧に仕事と向き合い、縁の下の力持ちになりたい
将来は、地味な仕事、裏方の仕事を丁寧にこなすことで会社の役に立ち、縁の下の力持ちのような社会人になりたいです。希望業界、希望業種については、まだはっきりと絞り込めていません。ただ、どのような仕事に就くとしても、丁寧に仕事に取り組み、周囲の人から信頼されるような人になりたいです。そして、柔らかな雰囲気と芯の強さを持ち合わせた大人になることが理想です。
[インタビュー日:2020年6月]